小林和貴

KAZUKI KOBAYASHI

「無意識の無重力」

コンクリート・ポエトリーを見ていて、文字に重力が働いているような表現に惹かれていた。そのような表現に惹かれるのは、ディスプレイや印刷物内の空間を普段の生活では、「無重力な空間」と意識していないからだと考えた。日常の中で重力が作用していないことを当たり前に感じているもの。それらに重力を働かせ、違和感を感じることで「無意識の無重力」を意識する空間を構成した。